自動車保険法人契約と個人契約の違いは?

投稿者: | 2016-03-02

自動車保険の契約形態には大きく分けて個人契約と法人契約の2つがあります。 基本的には一般家庭は個人契約、企業は法人契約で自動車保険の契約を結びます。

法人契約と個人契約の境界

自動車保険には3つの「者」を明示して契約します 記名被保険「者」契約「者」それと車両所有「者」です。この3「」全てを会社名義にすると「法人契約」となります。たとえ、車を所有しているのも契約をするのも会社名義で行ったとしても、保険の対象である記名被保険者を個人として契約しても法人契約とはならず、個人契約となります。

法人契約と個人契約の違い

1.補償範囲 もっとも大きな違いは補償される範囲でしょう。法人契約であれば、車を利用する社員全体が補償範囲になります。ですので、個人契約にあるような「年齢条件」のようなものは設けていません。一方個人契約であれば運転者本人を含む同居している家族全員が補償の範囲内となります。この範囲は運転者限定特約で変えることが可能です。また、年齢条件も設定できるものがほとんどになります。また、個人契約であるような使用目的・走行距離などのリスク細分項目も法人契約にはありません。

2.法人契約のほうが割安? その他様々なサイトでよく言われている「法人契約だと保険料が安くなる可能性がある」という点については、今現在の自動車保険市場では全く当てはまりません。割安なダイレクト型保険が一般的になっているので、当然こちらのほうが割安です。「法人契約だと安くなる」は20年前のお話です。 法人契約のほうが割安になる場合は、10台以上の契約であるフリート契約のような場合です。運送関係や大企業に当てはまるような話で、所有台数1~2台の個人契約者が法人契約に切り替えると割安になるか?といえば、そんなことあるわけありません。

3.特約の違い 個人契約は一般家庭向けに作られていますので特約もそれに合わせたものが用意されています。法人契約も同様に、事業者向けの特約が用意されています。

4.保険料支払の違い 個人契約は自分の財布から保険料を支払います。一方法人契約の場合、保険料はもちろん燃料代・車検費用・各種車両に掛かる税も会社の経費として計上できます。また、固定資産として減価償却費も計上できます。

5.個人と法人は似て非なるもの 同じ自動車保険、主な使用者も同じ、契約内容もそれほど大きく違わないなど、個人契約と法人契約は見た目上それほどの違いは感じないと思います。ですが、これら二つは全くの別物です。 ・個人⇔法人への名義変更は基本的に不可(条件を満たせば可能)等級の継承も基本的に不可(継承可能な条件は名義変更のときと同じ) 契約そのものがまったく別(記名被保険者が個人名・法人名で違っているはず)です。要するに「主に運転する人が別人」なのですから、個人⇔法人の名義変更をするには、一旦解約し新しく契約を結ぶことになります。条件さえ満たせば名義変更・等級継承は可能ですが、これは特別な場合です。簡単に条件が満たせるようなものではありません。 ? 保険会社だって「どっち選んでも大差ないですよ」的な保険を2つ用意するわけありません。一般家庭向け保険に個人契約、自営業や一般企業向けに法人契約を用意しています。自分の立場に合った保険契約をするのが一番です。

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